わたしの垂直仕立て栽培に対する情熱の炎は、支柱を立てた瞬間から一気に燃え上がった。が…しかし、ジャガイモが15㎝に成長して最初に縛った時をピークにジワジワと勢いを失なっていった。
イモの背丈がちっとも伸びず、もうそれ以上縛りようが無くなったからだ。
ちょっと成長記録
5月20日
種イモを植えたのは4月20日。
イモの芽が15㎝に達したので、麻ひもで縛って垂直仕立てにした。同時に土寄せをする。
当初、支柱を立てる方角を間違えたコトにわたしはかなり動揺した。…が、イモは支柱の方向など全く気にしていない様子だ。太陽の方向に茎を伸ばし、葉を茂らせている。
おそらく彼らは光を求め勝手に土の中を移動したのだろう。

5月22日
15㎝というショボイ背丈のまま花のつぼみが付いているのを発見した。
発芽から1ヶ月足らずで栄養成長から生殖成長に切り替えたのだ。つまり枝葉を茂らせることをヤメて、子孫を残す段階に突入したのだ。
もう成長する気はナイ!!

5月某日
背丈20㎝足らずのまま薄らボケた淡い紫の花を咲かせた。とてもしょぼくれた花だ。花も楽しみにしていたのでショックを受ける。えっ?花の写真?あんな不細工なモノ撮るわげねーべ!!
それにしても、ネットで見た濃い紫の美しい花の写真は盛ってるのだろうか…!?
更にその後葉っぱが萎びてかなり不細工な姿になった。(もちろん写真など撮っていない。)
わたしが毎日つけてる菜園日記には、花の蕾がついた以降のジャガイモの記録が一切無い。書いてあるコトといえば、花のタネを播いた~♪…とか、ハーブの花のつぼみがついた~♡…とか、大きなカタツムリがいた!!…とかだ。
イモのイの字も無い!
明らかにデストロイヤー芋への興味を失っている。
収穫第一弾
7月10日
梅雨の合間の晴れが3日続いた日、すっかり枯れちゃった7株を掘ってみた。
わたしはジャガイモとは(も?)相性が悪く、サイズがビー玉とか…、一株に実が1個(一子相伝)…とか、とにかくイイ思い出がない。
だけど今回は1回しか縛っていないナンチャッテとはいえ、今話題の垂直仕立て栽培だ。途中ほったらかしだったけど…土寄せも1回したし。
案外イモは沢山できてたりして~♪♪
はやる心を抑えつつ、イモに傷をつけないよう慎重に掘り進める。
ブチ模様の芋がコロンと出て来た。カワイイ♡…そしてもう1個出て来た。2個合わせてやっと卵大になる様な小さいイモが2個ぽっきり。他の株もほとんどそんな感じだ。
2回ほど大き目(とは言っても卵大)のが出て来た時はマジ興奮したケド、一子相伝だった。
もーどーでもエーっ!!
わたしはデストロイヤー芋の垂直仕立て栽培の記録を書こうとかしてたような気がするが、全て忘れるコトにした。

収獲第二弾
残りの3本のイモが枯れた。小さい種イモの2本と、大きな種イモの1本だ。もう何もかもイヤになっているのだが、義務感で掘ることにする。
7月26日
小さいのを2本掘ったら、1本は前回同様小さいのが2個とれた。そして、1本はゼロ!

最後に日当たりがイイ場所に植えた大きな種イモを掘った。既に諦めているので淡々と掘る。
ゴロン!とても大きなイモが出て来た。握りこぶし大!…今回、いや今までのジャガイモ栽培人生で一番大きい。でもおそらく一子相伝。
さらに掘ってみた。すると今度は卵大が出て来た。もう無いとは思うけど念には念を入れてもうちょっと掘ってみた。また卵大が出て来た。
惰性でそこら辺を熊手でひっかいているとまた出て来た。卵大だ。
計4個…。
わたしのジャガイモ栽培人生で最多!
垂直仕立て栽培が効いたのか?
ハッキリ言ってわからない。1回しか縛ってないナンチャッテだからね。
でも、落花生サイズのシワシワ種イモから卵大1個か、卵の半分サイズが2個とれた。そして大き目の種イモで日当たりがイイ場所のは卵大クラスが4個とれた。もしかして、種イモの大きさが普通だったらもっと収穫できたのかな?
ところで味なのだが、カレーに入れたデストロイヤー芋は絶品だった。とろけるようななめらかさと甘味といったら、まるでサツマイモとのハーフ?
ん~…来年もやってみるか、デストロイヤー芋の垂直仕立て栽培。
食べるの我慢して大きいのを種イモにしよう♪
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